「何?」
もう一度、苺先輩は聞いてきて、無邪気なその顔を見た瞬間、少し怖くなった。
今の俺の気持ちを口にしたら、苺先輩はどう思うんだろう……。
あまりに早い気持ちの変化に、嫌われてしまうことも考えられる。
でも……苺先輩にあれだけ偉そうに言っておきながら、俺だけ逃げるわけにはいかない。
俺も、ちゃんと向き合わなきゃいけない。
「えーと……じゃあ、苺先輩にだけ言うけど……」
気持ちを誤魔化そうと、笑顔を浮かべながら恐る恐る口を開く。
「……好きな奴、出来たんだ」
はっきりと言った言葉。
誤魔化そうとしたのに、顔は自然と真面目なものになってしまっていて、
「えっ!?」
苺先輩の驚いた声が、胸にチクッと刺さる。
やっぱり……。
「俺、苺先輩のこと好きとか言ってたのに……最悪だと思う?」
心の中で思われるのは嫌で、自ら声に出した。
あんなに、あんなに苺先輩が好きで、それをしつこいほど伝えて、時にはそれが苺先輩を傷付けもしたのに……一年もしないうちに、もう他の人を好きになってる。
かなり都合の良い話で、不快に思われても仕方ないって思った。
だけど、



