13センチの片想い。私とアイツの恋の距離


全く関係のない俺が、口出ししていい問題じゃないかもしれない。

実際そう思っていたから、今日まで何も言わなかったわけで……。

だけど、「まだ好きだよね?」そう尋ねた俺に、苺先輩はゆっくりと頷いたから、

「じゃあ、何で別れたわけ?」

口を出さずには、いられなくなった。

「あたし……邪魔になるから」

足元を見ながら、落とすようにポツリと言う苺先輩。

「邪魔って……苺先輩はそれでいいわけ? このまま西藤先輩とは終わり?」

「……」

じっと苺先輩を見つめると、黙ったまま……コクンと一度頷いて、

その様子に、小さく息を吐いて肩を落とす。

そして、

「嘘つき」

口にした言葉に、苺先輩は目を丸くして、俺を見た。

「何で……?」

そう尋ねる声は、微かに震えていて、苦笑してしまう。

「だってさ……」

俺を騙そうとしたってムダ。
残念ながら、苺先輩の態度全てが、本心を物語ってる。

その中で、苺先輩を一番納得させられる理由……それは、

「ネックレスしてるじゃん」

「え……」

苺先輩は、さっきよりも目を丸くして、首元に手を伸ばした。