全く関係のない俺が、口出ししていい問題じゃないかもしれない。
実際そう思っていたから、今日まで何も言わなかったわけで……。
だけど、「まだ好きだよね?」そう尋ねた俺に、苺先輩はゆっくりと頷いたから、
「じゃあ、何で別れたわけ?」
口を出さずには、いられなくなった。
「あたし……邪魔になるから」
足元を見ながら、落とすようにポツリと言う苺先輩。
「邪魔って……苺先輩はそれでいいわけ? このまま西藤先輩とは終わり?」
「……」
じっと苺先輩を見つめると、黙ったまま……コクンと一度頷いて、
その様子に、小さく息を吐いて肩を落とす。
そして、
「嘘つき」
口にした言葉に、苺先輩は目を丸くして、俺を見た。
「何で……?」
そう尋ねる声は、微かに震えていて、苦笑してしまう。
「だってさ……」
俺を騙そうとしたってムダ。
残念ながら、苺先輩の態度全てが、本心を物語ってる。
その中で、苺先輩を一番納得させられる理由……それは、
「ネックレスしてるじゃん」
「え……」
苺先輩は、さっきよりも目を丸くして、首元に手を伸ばした。



