13センチの片想い。私とアイツの恋の距離


そんな態度にホッとする。
だけど、俺とこれ以上一緒にいても、きっと辛い気持ちを募らせてしまうだけ。

「……戻ろっか」

俺は小さく声をかけて、歩いて来た道へと体を向けた……けど、

「ね、岡田くんは……檜山さんに告白しないの?」

「えっ……」

あまりに唐突で、単刀直入な質問に、体をビクッとさせて、さっちゃんの方に向き直る。

「付き合ってないって言ってたでしょ? 多分、まだ告白してないんじゃないかなって思って」

「あぁ……うん。告ってない」

微笑んだままのさっちゃんに、何となく恥ずかしくなって、赤くなりながら答えた。

すると、

「どうして? そんなにハッキリしてるなら、早く告白しちゃえばいいのに」

「……」

からかうみたいに、軽く言われた言葉。
だけど、それは心にズシッと乗しかかって、「どうして?」の問いにも答えられなかった。