13センチの片想い。私とアイツの恋の距離


それでも、落ち込む時間がほとんどなかったのは、

「一緒に修学旅行行けるだけでも幸せだよ……」

亜耶が小さな声で、そう呟いたから。

「ふたりで抜け出したいとか、そういうのあったら協力するよ」

一瞬だけ見せた切なそうな表情をすぐに消して、笑顔で私をからかうけど、

「そんなマンガみたいなこと、出来るわけないでしょっ」

その一言は、ちょっと効いた。

亜耶には亜耶の悩みがあって……。

小さな窓から並んだ雲を見て、はしゃぐ亜耶を見ていると、

私はやっぱり、小さなことで悩んでる気がして……。



そして、私達を乗せた飛行機は、沖縄に到着した。