♪佳奈side♪
教室に入って、私は急いで席に着いた。
ドキドキと速い胸の鼓動。
そのせいで上手く呼吸が出来なくて、息が上がったみたいになる。
――何で逃げて来ちゃうのよ!?
藤原先輩と話して、亜耶と話して、あとは翔と話すだけなのに……。
「佳奈ちゃんらしくないね、さっきの」
図上から降って来た声に、ハッと顔を上げると、目の前には亜耶が立っていた。
「見てたのっ!?」
「うん」
亜耶は私の前の席の椅子を引くと、こっちを向いて座った。
「岡田くんに話さないの?」
声を潜め聞かれた質問に、少しだけ戸惑う。
あの夏祭りの日をきっかけに、私と亜耶の距離はぐっと縮まった。
だから、翔のことも話してて……亜耶が藤原先輩の元カノなぶん、都より詳しいかもしれない。
「話すよ。でも……」
いざ話せる状況になると、急に怖くなった。
夏休み前までは、『翔も私のこと……』なんて浮かれていたくせに、勘違いだったらどうしよう……って、思ってしまって。
勘違い……うん、それ有り得る。
そんなことを考えていると、
「ふっ……あははっ」
目の前の亜耶が、いきなり笑い出した。
教室に入って、私は急いで席に着いた。
ドキドキと速い胸の鼓動。
そのせいで上手く呼吸が出来なくて、息が上がったみたいになる。
――何で逃げて来ちゃうのよ!?
藤原先輩と話して、亜耶と話して、あとは翔と話すだけなのに……。
「佳奈ちゃんらしくないね、さっきの」
図上から降って来た声に、ハッと顔を上げると、目の前には亜耶が立っていた。
「見てたのっ!?」
「うん」
亜耶は私の前の席の椅子を引くと、こっちを向いて座った。
「岡田くんに話さないの?」
声を潜め聞かれた質問に、少しだけ戸惑う。
あの夏祭りの日をきっかけに、私と亜耶の距離はぐっと縮まった。
だから、翔のことも話してて……亜耶が藤原先輩の元カノなぶん、都より詳しいかもしれない。
「話すよ。でも……」
いざ話せる状況になると、急に怖くなった。
夏休み前までは、『翔も私のこと……』なんて浮かれていたくせに、勘違いだったらどうしよう……って、思ってしまって。
勘違い……うん、それ有り得る。
そんなことを考えていると、
「ふっ……あははっ」
目の前の亜耶が、いきなり笑い出した。



