「え……」
予想もしなかった質問に驚いていると、
「元カノ見つけて、どうするつもりなのっ!?」
更に被せられた質問。
「えっ、ちょっと待って、ちょっと待って!」
状況が上手く把握出来ない。
何で亜耶がそんなこと気にするの……?
「えっと……どういうこと?」
動揺しながら今度は私が質問すると、亜耶は一歩引いて、信じられないことを口にした。
「あたし……なの。藤原先輩と付き合ってたの……あたしなの」
「……」
驚いて声が出ないとは、このことで。
亜耶はそんな私を待ってはくれず、
「あたしと藤原先輩をくっ付けようと思ってるなら、それは無理だよ……?」
もっともっと、私を動揺させる。
「佳奈ちゃんが入部する前ね、あたし藤原先輩に告白したの。先輩はあたしのことなんか眼中になかったみたいで……でも、それでもいいからって、みんなには内緒で付き合ってもらったんだ」
絡まった紐がほどけるみたいに、謎は亜耶の言葉で解けていく。
「それで……ある日佳奈ちゃんが入部してきて、先輩一目惚れしちゃったみたいで……あたし、別れることにしたの」



