いつか告白出来る日が来るなら……“女の子らしく”告白したいと思ってた。
だけど、現実に起きたそれは、全く可愛くない言い方で。
怒りながら泣きわめいて、終いには「大嫌い」と、叫んで逃げた。
本当に最悪……。
思い出しただけで、じわじわと涙が込み上げてくる。
「っ……」
突然、頭に優しい感触。
顔を上げて確認しなくても、都が頭を撫でてくれていることに、すぐに気付いた。
優しくされると、もっともっと泣けてくる。
私って……こんなに弱かった?
「佳奈?」
都が急に私の名前を呼んだ。
その理由は、私が都の手を掴んだから。
――こんなの、私らしくない。
「ごめん……都。心配かけちゃって」
「えっ?大丈夫なの?」
机から頭を上げた私に、都は驚いた顔をしていて、私は「うん」と頷く。
「充分うじうじしたし、これ以上うじうじしてたら、自分のことかなり嫌いになりそうだから」
都はきょとんとした後、「佳奈らしー」と言いながら笑った。
立ち直ったわけじゃない。
「どうしよう」と思う気持ちが、なくなったわけでもない。



