13センチの片想い。私とアイツの恋の距離


いつか告白出来る日が来るなら……“女の子らしく”告白したいと思ってた。

だけど、現実に起きたそれは、全く可愛くない言い方で。

怒りながら泣きわめいて、終いには「大嫌い」と、叫んで逃げた。

本当に最悪……。

思い出しただけで、じわじわと涙が込み上げてくる。


「っ……」

突然、頭に優しい感触。

顔を上げて確認しなくても、都が頭を撫でてくれていることに、すぐに気付いた。

優しくされると、もっともっと泣けてくる。

私って……こんなに弱かった?


「佳奈?」

都が急に私の名前を呼んだ。
その理由は、私が都の手を掴んだから。

――こんなの、私らしくない。

「ごめん……都。心配かけちゃって」
「えっ?大丈夫なの?」

机から頭を上げた私に、都は驚いた顔をしていて、私は「うん」と頷く。

「充分うじうじしたし、これ以上うじうじしてたら、自分のことかなり嫌いになりそうだから」

都はきょとんとした後、「佳奈らしー」と言いながら笑った。


立ち直ったわけじゃない。

「どうしよう」と思う気持ちが、なくなったわけでもない。