静かな廊下にこだまするくらい響いた、私の告白。
頭では何も考えてなくて、
ただ、想いのままにさけんでた。
誰か見てるかもとか、聞いてるかもとか、もうどうでもいい。
全部どうでもいい。
「翔のことが……好きだったの」
隠してきた想い。
ずっと我慢してきた想い。
その想いを告げてしまったら、涙がボロボロと零れてきて、私は手で顔を覆う。
「ひ……やま……?」
私を呼ぶ翔の声は、明らかに驚いているもので、
ムカつく……って思った。
だって、私が翔を好きになったのは、昨日今日の話じゃない。
「……すぎんのよ」
私は言いたいことを堪えきれず、自分の顔にあてた手を、ゆっくりと下ろす。
そして、
「鈍すぎんのよ!私翔のこと、中学の時から好きだったんだよっ!?なのに、そんな……知らなかったみたいな顔しないでよっ!!」
流れ続ける涙。きっとすごく酷い顔をしてる。
でも、そんなのお構い無しだった。
「藤原先輩には悪いことしたって思ってる……でも、翔のことが本当に好きだったんだもん、しょうがないじゃないっ!好きな人と付き合いたいって思うのはダメなことなのっ!?」



