13センチの片想い。私とアイツの恋の距離


私と翔が、口喧嘩ばかりしてる様子が“仲良さそう”で、だから“寂しい”と思われてるってこと。

こういうこと、言われ慣れてるはずなのに、何を焦っていたんだろう……。

「全然。あいつがいなくて清々するし」

私はそれこそ、いつもの言葉を吐いて、亜耶より一歩前を歩いた。


高校二年生は、こんな感じで始まった。

これから待っていることを、私は全く予想出来ていなくて。


「素直じゃないなぁ……」

私の後ろ姿を見ながら、亜耶が呟いた言葉にも気付かずに――。