♪佳奈side♪
ねぇ、何なの?
何で……こんな展開になってんのっ!?
階段を急いで駆け降りながら、動揺する気持ちが抑えられない。
だって、チョコを渡すだけのつもりで……。
チョコだって、受け取ってもらえないかもと思っていたのに、
受け取ってくれただけじゃなくて、“一緒に帰ろう”って――。
何これ、何これ、何これっ!?
心臓はどうしようもなくドキドキして、翔に二度も掴まれた腕が熱い。
さっきまでの私は、きっと呆れるほど自分の気持ちが顔に出ていたと思う。
今日これからも、上手く振る舞える自信は全くない。
気持ち、バレちゃうかも……。
そんな不安はあるけど、
でも、それ以上に、
嬉しいっ!!
気持ちを素直に表情にして、私は満面の笑みで、最後の一段を跳んで降りた。
校門を出たところで、翔を待っていよう。
ご機嫌で、早足で、玄関に真っ直ぐ向かう私。
だけど、
「っ……」
並ぶ下駄箱がちょうど見えた時。
一緒に目に入ってきた人の姿に、あたしの足と息は止まる。
……藤原……先輩。
先輩は向かい側から、ひとりで歩いて来て、私に気付かず玄関を曲がった。
ねぇ、何なの?
何で……こんな展開になってんのっ!?
階段を急いで駆け降りながら、動揺する気持ちが抑えられない。
だって、チョコを渡すだけのつもりで……。
チョコだって、受け取ってもらえないかもと思っていたのに、
受け取ってくれただけじゃなくて、“一緒に帰ろう”って――。
何これ、何これ、何これっ!?
心臓はどうしようもなくドキドキして、翔に二度も掴まれた腕が熱い。
さっきまでの私は、きっと呆れるほど自分の気持ちが顔に出ていたと思う。
今日これからも、上手く振る舞える自信は全くない。
気持ち、バレちゃうかも……。
そんな不安はあるけど、
でも、それ以上に、
嬉しいっ!!
気持ちを素直に表情にして、私は満面の笑みで、最後の一段を跳んで降りた。
校門を出たところで、翔を待っていよう。
ご機嫌で、早足で、玄関に真っ直ぐ向かう私。
だけど、
「っ……」
並ぶ下駄箱がちょうど見えた時。
一緒に目に入ってきた人の姿に、あたしの足と息は止まる。
……藤原……先輩。
先輩は向かい側から、ひとりで歩いて来て、私に気付かず玄関を曲がった。



