13センチの片想い。私とアイツの恋の距離


「あ、そうだ!
  檜山、俺と付き合う?」


軽い気持ちで、言った言葉だった。

どうせ、「ふざけないでよ!」とか「あんたなんかお断り!」とか、そんな荒々しい言葉が返って来るのを想像していた。


でも…


返事は聞こえないし、手も出されない。

さすがに怒った…?

恐る恐る、顔の前に出した腕を退かす。

「ごめん、じょ…」

“冗談だって”そう続けようとしたのに、言葉にならなかったのは、


「っ…付き合うっ!!」


檜山がそう返事したから。