13センチの片想い。私とアイツの恋の距離


何か悩んでいる時、同性の友達にも言えないことでも、檜山になら軽々しく話すことが出来た。

馬鹿にされる…そう一度は思うものの、実際話してみるとそんなことはなくて。

口は悪いけど、根は優しい。

本人には、絶対言えやしないけど、それはきちんと分かっていた。

だから、苺先輩を好きだということを、告白しようと思ったことを、一番に檜山に話したんだと思う。

口喧嘩ばっかりだけど…これほど良い女友達は、居ないかもしれない。


「じゃあさ、どんなタイプならいいの?」

檜山が俺の顔を、まじまじと見ながら聞く。

「んー…そうだな…。逆…苺先輩と真逆な感じとか良いかも」

本気で考えて、たどり着いた答えじゃない。ただ思いついたことを、何も考えず口にしていた。

「背が高くて…女っぽくなくて…優しくなくて…」
「…そんな人がいいの?」

白い目で見る檜山。

「わ!まるで檜山のことじゃん!」

いつもの様にふざけてみると、「はぁっ!?」と、眉間にしわを寄せ、こっちに身体を乗り出した。

ヤバっ!

また耳を引っ張られたり、手を出されることを予測した俺は、両手を顔の前に出して防御する。

そして、