プレゼント交換が、どうして“私の為”なのか分からないけど、
誰の手に渡るんだろうか…とか、何を貰えるんだろうか…とか考えると、少し楽しみ。
顔を上げて何気なく男子の方を見ると、藤原先輩と目が合った。
先輩は、今から交換するプレゼントだろうクリーム色の包みを、軽く上げて私に見せる。
え、…何?
ニコりと微笑む先輩。
「佳奈ちゃーん、アイコンタクトですかぁ?」
「えっ…あ!別にっ!」
隣に居る友達に気付かれて、私は恥ずかしくて先輩から目を逸らした。
「先輩のプレゼント、佳奈のところに来るといいね」
「違うってば!」
からかわれるのが嫌で、否定するけど、
やっぱり、私が受け取れ…ってこと…?
確かめるためにもう一度、密かに藤原先輩を見る。
だけど先輩はもう、こっちを見ていなかった。
そして…プレゼント交換。
幹事の先輩の指示のもと、回したプレゼント。
私の手元に残ったのは、クリーム色の包み…じゃなく、黒色のシンプルな袋。



