♪佳奈side♪
薄暗く寒い玄関の隅に座って、私はまた部活終わりに、先輩を待つ。
一週間前と何も変わらない。
ただ決定的に違うのは、ぐるぐる、ぐるぐる…翔のことばかり考えていること。
先輩たちが戻って来ても、部活に来ていた。
それはやっぱり、入部したってこと…だよね。
せっかく忘れようとしてたのに。
恋した姿の翔が、近くに居るのは…想像以上にツライ。
「あーもうっ!」
考えるのは止そうと思っていたのに、結局考えてしまっている自分に腹が立って、
誰も居ないのを良いことに、思いのまま叫んだ。
すると、
「檜山?何してんの?」
「っ!?」
誰かが居たなんて、全く思っていなかった私は、聞こえた声に驚いて振り向く。
そして、
「ぎゃっ…!!」
声を上げて、更に驚いた。
だって、そこに居たのは…翔。
「化け物見たような声出すなよ。ビビったのは、こっちだっつーの」
翔は怠そうに鞄を肩に抱えて、何の躊躇いもなく近付いて来る。
驚いたせいで、胸のドキドキが止まらない私は、思わず顔を背ける。
薄暗く寒い玄関の隅に座って、私はまた部活終わりに、先輩を待つ。
一週間前と何も変わらない。
ただ決定的に違うのは、ぐるぐる、ぐるぐる…翔のことばかり考えていること。
先輩たちが戻って来ても、部活に来ていた。
それはやっぱり、入部したってこと…だよね。
せっかく忘れようとしてたのに。
恋した姿の翔が、近くに居るのは…想像以上にツライ。
「あーもうっ!」
考えるのは止そうと思っていたのに、結局考えてしまっている自分に腹が立って、
誰も居ないのを良いことに、思いのまま叫んだ。
すると、
「檜山?何してんの?」
「っ!?」
誰かが居たなんて、全く思っていなかった私は、聞こえた声に驚いて振り向く。
そして、
「ぎゃっ…!!」
声を上げて、更に驚いた。
だって、そこに居たのは…翔。
「化け物見たような声出すなよ。ビビったのは、こっちだっつーの」
翔は怠そうに鞄を肩に抱えて、何の躊躇いもなく近付いて来る。
驚いたせいで、胸のドキドキが止まらない私は、思わず顔を背ける。



