☆翔side☆
2年生が修学旅行から戻って来た翌日。
少しだけ寝坊をした俺は、走って学校へと向かっていると、前を歩く小さな女の子を見付けた。
「苺先輩っ、おはよ!」
「あ、おはよう」
4日ぶりに見る、苺先輩の笑顔。
「何か良いことあった?」
「えっ」
「何かめっちゃ嬉しそう」
理由を知ってるくせに、わざと意地悪なことを言うと、
「そ、そうかな?」
“困ったな”って顔をして、苺先輩は目を逸らした。
そんな仕種が可愛らしくて、
「なになに?」
ついつい追い詰めてしまう。
「えっと…」
言葉を詰まらせる苺先輩。
俺に遠慮していることは、すぐに分かった。
そんなの、必要ないよ。
だから、
「西藤先輩?何か進展?」
自分から先輩の名前を口にした。
すると、苺先輩は顔を赤くして、更に気まずそうな顔をする。
素直すぎる苺先輩。
その姿に苦笑していると、
「…あ」
ある人が近付いてくるのに気付いて、
「頑張って」
「えっ…」
俺は苺先輩を置いて走り出した。
近付いて来ていたのは…西藤先輩。
後ろから、苺先輩の驚いた声が微かに聞こえ、口角が少し上がる。
もう、振り返らない-…。
2年生が修学旅行から戻って来た翌日。
少しだけ寝坊をした俺は、走って学校へと向かっていると、前を歩く小さな女の子を見付けた。
「苺先輩っ、おはよ!」
「あ、おはよう」
4日ぶりに見る、苺先輩の笑顔。
「何か良いことあった?」
「えっ」
「何かめっちゃ嬉しそう」
理由を知ってるくせに、わざと意地悪なことを言うと、
「そ、そうかな?」
“困ったな”って顔をして、苺先輩は目を逸らした。
そんな仕種が可愛らしくて、
「なになに?」
ついつい追い詰めてしまう。
「えっと…」
言葉を詰まらせる苺先輩。
俺に遠慮していることは、すぐに分かった。
そんなの、必要ないよ。
だから、
「西藤先輩?何か進展?」
自分から先輩の名前を口にした。
すると、苺先輩は顔を赤くして、更に気まずそうな顔をする。
素直すぎる苺先輩。
その姿に苦笑していると、
「…あ」
ある人が近付いてくるのに気付いて、
「頑張って」
「えっ…」
俺は苺先輩を置いて走り出した。
近付いて来ていたのは…西藤先輩。
後ろから、苺先輩の驚いた声が微かに聞こえ、口角が少し上がる。
もう、振り返らない-…。



