☆翔side☆
「あれ…?」
2年5組の教室の前。
足は踏み入れず、中を覗き込んで疑問の声を上げた。
…居ない。苺先輩が居ない。
一緒に登校しようと、学校前の桜並木道で苺先輩を待っていた。
だけど、いつもなら学校に到着する時間になっても苺先輩は現れず、てっきり先に行ったものだと思ったのに。
まさか遅刻…?
「ごめん、そこ退けて貰える?」
「あっ、すみません!」
後ろから知らない先輩に声をかけられて、俺はドアの横へと避けた。
今日に限って、遅刻なわけないよな…。
教室へと入って行く先輩達は皆、大きな荷物を抱えている。
それもそのはず、今日から2年生は3泊4日の修学旅行なのだ。
だからこそ、今日は顔を見ておきたかったんだけど…。
時計の針はもうすぐ、予鈴の鳴る時刻を指す。
苺先輩、どうしたんだろう…。
そう思いながら廊下の方に目を向けると、
大きな鞄を重そうに両手で持ちながら、トボトボと歩く小さな姿が目に入った。
「苺先輩っ!」
「おはよう」
「おはよ、今日居なかったから心配したっ」
「あれ…?」
2年5組の教室の前。
足は踏み入れず、中を覗き込んで疑問の声を上げた。
…居ない。苺先輩が居ない。
一緒に登校しようと、学校前の桜並木道で苺先輩を待っていた。
だけど、いつもなら学校に到着する時間になっても苺先輩は現れず、てっきり先に行ったものだと思ったのに。
まさか遅刻…?
「ごめん、そこ退けて貰える?」
「あっ、すみません!」
後ろから知らない先輩に声をかけられて、俺はドアの横へと避けた。
今日に限って、遅刻なわけないよな…。
教室へと入って行く先輩達は皆、大きな荷物を抱えている。
それもそのはず、今日から2年生は3泊4日の修学旅行なのだ。
だからこそ、今日は顔を見ておきたかったんだけど…。
時計の針はもうすぐ、予鈴の鳴る時刻を指す。
苺先輩、どうしたんだろう…。
そう思いながら廊下の方に目を向けると、
大きな鞄を重そうに両手で持ちながら、トボトボと歩く小さな姿が目に入った。
「苺先輩っ!」
「おはよう」
「おはよ、今日居なかったから心配したっ」



