☆翔side☆
「ここ…か」
花火を見終わって、苺先輩を家まで送った後、俺はとある場所に来ていた。
目の前には一軒の立派な家。
表札には“西藤”の二文字。
…どくん。
西藤先輩…苺先輩の好きな人。
具体的に何をしに来たのか、自分でも分からない。西藤先輩と話した事はおろか、きちんと挨拶した事だってない。
だけど…胸の中に何かが支えてて、とにかく話をしたいと思った。
花火も終わった事だし、もう帰っているかもしれない。
とりあえず聞いてみようと、インターホンに手を伸ばした時だった。
「…………よねっ」
女の人の声が微かに聞こえて、隣を見る。すると、男女二人がこっちに向かって歩いて来ていた。
暗くてよく見えないけど…離れていても感じる威圧感。西藤先輩と彼女の藤堂先輩だと、すぐに気付いた。
もしかして、西藤先輩の家に来る…?
藤堂先輩付きという、予期せぬ事態に一瞬うろたえるけど、二人の足は隣の家の前で止まった。
「じゃあ、裕ちゃん…今日はありがとう」
家の門を軽く開けて、穏やかな声で言う藤堂先輩。
西藤先輩のお隣りさんだったんだ…。
「ここ…か」
花火を見終わって、苺先輩を家まで送った後、俺はとある場所に来ていた。
目の前には一軒の立派な家。
表札には“西藤”の二文字。
…どくん。
西藤先輩…苺先輩の好きな人。
具体的に何をしに来たのか、自分でも分からない。西藤先輩と話した事はおろか、きちんと挨拶した事だってない。
だけど…胸の中に何かが支えてて、とにかく話をしたいと思った。
花火も終わった事だし、もう帰っているかもしれない。
とりあえず聞いてみようと、インターホンに手を伸ばした時だった。
「…………よねっ」
女の人の声が微かに聞こえて、隣を見る。すると、男女二人がこっちに向かって歩いて来ていた。
暗くてよく見えないけど…離れていても感じる威圧感。西藤先輩と彼女の藤堂先輩だと、すぐに気付いた。
もしかして、西藤先輩の家に来る…?
藤堂先輩付きという、予期せぬ事態に一瞬うろたえるけど、二人の足は隣の家の前で止まった。
「じゃあ、裕ちゃん…今日はありがとう」
家の門を軽く開けて、穏やかな声で言う藤堂先輩。
西藤先輩のお隣りさんだったんだ…。



