何度も何度も…
本当に溶けてしまうくらい甘いキスが降って来て、あたしはフラフラしてくる。
陽は足に力が入らなくなっているあたしの腰に手を回して、しっかり支えてくれる。

「よ…っ…陽…っ…」


あたしの声で陽はようやく唇を離してくれた。


「はるが悪いんだよ?
さっきから可愛いことばっか言うから…
俺だって我慢の限界だよ。」

「我慢の…限界?って…なんの我慢?」

「理性の崩壊との葛藤…かな?」

「理性の崩壊…?」

「はるには難しすぎた?
でも、これから分かってもらうけど…。」

「意味分かんない…。」

「…これから…ね。
俺たちの未来はまだこれからだし。
さて、ご飯でも食べに行こうか?」

「うんっ!!あたしお腹ペコペコだよー。」

「どこがいい?」

「お腹いっぱい食べれるとこ!!」

「はいはい。」


あたしは陽の腕にぴっとりとくっついた。


「はる?」

「なぁに?」

「最近くっつくの好きだね?」

「陽の腕にくっついてると温かいんだもん。」

「俺も温かいよ。」


そう言って陽はあたしのほっぺにキスを落とす。

去年とは全然違う…
甘すぎて苦しくなるくらいのクリスマス…。