「俺も…基本的には自分のことばかりだよ。
だからはるを傷つけた。」
「でもっ…あたしはもっとだもん。
もっと自分勝手!!」
「そんなことないよ。
自分勝手だったら、俺のあの言葉にこんなに悩んでくれたりしないよ。」
「でもっ…。」
俺は堪らなくなってまたはるを抱き寄せる。
さっきよりもずっと強く。
「さっきの言葉、嬉しかった…ありがとう。
あのね、はる…。」
「え…?」
「『寂しい』気持ちは俺も一緒だよ。
本当は一秒だってはると離れていたくない。
だけど…そんな子供じみたことばかり言ってられないっていうのも分かってる。
だから、今だけ…未来のために離れる。」
「未来のために…?」
「はるは、俺の誓いを覚えてるかな?」
「誓い…?」
「紙飛行機にした誓いの言葉。」
「覚えてるっ!!」
「『五十嵐陽は、戸田晴香のそばを一生離れないことを誓います。』
俺、はるにそう約束したよね。」
「っ…約束…しました…。」
心なしか、伝わってくるはるの心拍数が少し上がった気がする。
だからはるを傷つけた。」
「でもっ…あたしはもっとだもん。
もっと自分勝手!!」
「そんなことないよ。
自分勝手だったら、俺のあの言葉にこんなに悩んでくれたりしないよ。」
「でもっ…。」
俺は堪らなくなってまたはるを抱き寄せる。
さっきよりもずっと強く。
「さっきの言葉、嬉しかった…ありがとう。
あのね、はる…。」
「え…?」
「『寂しい』気持ちは俺も一緒だよ。
本当は一秒だってはると離れていたくない。
だけど…そんな子供じみたことばかり言ってられないっていうのも分かってる。
だから、今だけ…未来のために離れる。」
「未来のために…?」
「はるは、俺の誓いを覚えてるかな?」
「誓い…?」
「紙飛行機にした誓いの言葉。」
「覚えてるっ!!」
「『五十嵐陽は、戸田晴香のそばを一生離れないことを誓います。』
俺、はるにそう約束したよね。」
「っ…約束…しました…。」
心なしか、伝わってくるはるの心拍数が少し上がった気がする。



