「ユアリス。母様あなたにお話があるの」 「…何ですか、お話って」 ユアリスの目の前には、ブロンドの髪をした美しい女性。 ……ユアリスの母なのだが。 もうすぐ40代になるというのにユアリスの姉に間違われる程若い。 「あなた、もうすぐ17歳よね?」 「……そうですわね」 「母様が言いたいこと、分かるわね?」 はぁ~と長い溜息が出た。 「…ええ。分かってますわ」