彼は年下の男の子



「オレ 姉さんに
殴られる覚えないんだけど・・・?」


「はぁ?どの口が言うわけ・・・」


「どの口って!!」


「その口よ!」


「遠回しに言うなよ
ちゃんと説明しろよ」


恭介もなんか怒った口調になってきた。



「直美・・・もういいよ・・・
別に・・・ 私帰るね」


あたしは 鞄を持ち
部屋の出口まで移動した。


「ちょっと美咲!
意味わからないんだけど・・・
なに?オレが なんかした?」


「うるさい!!黙れ!」


ついに 直美が大声をあげた。