彼は年下の男の子



もう数センチ開いてるってことで
産まれるのは 間もなくだ。


痛みも増してくる。。。


「いたいよー」


「はいはい」


背中や腰を 二人の親に摩られ
耐えてる。


すると
廊下を走る音がした


「すみません!廊下は走らないでください!」


「あっ!ごめんなさい」


あの声は・・・


恭介だ。


「ヒエー 間に合った」


「間に合ったじゃないわよ!私が電話したのに!
携帯持ってないなんて」


「会議だったんだよ!
会議中に おふくろから電話だっていうから・・・」


お母さんがかけてくれてたらしい。