「ゴホンッ!」 咳払いが 回りから 聞こえてきた。 「へっ?」 「へっ?じゃないよなぁ~ 二人の世界に 入らないでくれる?」 「そうそう! 何が 美咲のことだけが 好きだから? あたしも恭介のことが 好きだった? 笑っちゃうよね~」 私たちの 真似をしてる。 「あーあ やってらんない この二人 いや三人? 置いて帰らない?」 「待てよ!駅までは 乗せてくれよ! 車止めてる所までは!」 「知らなーい!」 みんな 本当に 私たちを置いて帰った。