しばらくした後、手を離した。 「呪いたいのは朱山葉月……。 葉月ちゃんを呪いたいのですね?理由は田辺くんの死への……、」 百合はシファの言葉を遮るように詰めかけた。 「何で知ってるの?!」 「だって私は呪い屋だから。」