「上手いだろ??」 『うん!やばい。』 病人だってことも忘れて、どんどんとスプーンが進む。 料理ができる男の人っていいかもな、 なんて思ったりした。 『ごちそうさまでした!』 「おう! ってゆうか金本、お前よく食べるなぁ…。」 先生が呆れた顔であたしを見てる。 その顔は「病人なのに」とでも言ってるよう。 そんな先生の表情にいつもは言い返すとこだけど… 今は全然気にならない。 それくらい、上機嫌。