「だから、授業では金本だけのペースに合わせることはできないし…。 今日、基礎からゆっくりやろうかなって思って。」 そう言いながら、少し照れたように耳を掻く先生。 …なんか、意外。 何も考えてないように見えるけど、やっぱり教師なんだ。 ちゃんと、生徒のこと見てるんだね。 今ので、ちょっと見直した。 …かも。 『…教師らしいところもあるんですね。』 「えっ??」