そして、 遊園地にカップルときたら、目につくのは『観覧車』なわけで。 『…観覧車のりたい!』 気づいたらそう、口走っていた。 だってさ。 観覧車と言えば、カップルの憧れ。 それを先生と乗れる機会なんて、今しかないでしょ! あたしは先生の腕をギュッとつかむと、有無を言わせず観覧車の元へと引っ張っていった。