健くんもやっぱり先生だと気づいていないのか。


「誰だよ!お前!」


なんて、叫んでいた。



そんな健くんに、先生はクスリと笑みをもらす。



「ん??俺??

俺は、


美緒の彼氏。」

「へっ??」



やっぱり気づいていないのか、ポカンとした健クン。


あたしはというと、

余裕ありありのインテリ先生がカッコ良すぎて。


こんな状況だと言うのに、見入っていた。



「…じゃ、美緒。

行くぞ!」

『へっ??』



今度はあたしが、健クンと同じ声を出す番。