「…美緒!こっちこっち!」 『……。』 先輩が爽やかな笑顔であたしに手を振る。 あたしは苦笑いを浮かべながら、先輩の方へと小走りした。 先生と話してから一週間。 ついに健クンと、こうして会うことになった。 そして今、オシャレな喫茶店にいるんだけど… 「…何にする??」 『あ、じゃあ。レモンティーで。』 健クン目立ちすぎ! 長身で、ちょっと赤目の茶髪。 切れ長の目に、整った唇。 かなりの美男子だから… オーラが半端ない。