申し訳ない、そう思ったけど。


その美々の腕がとてつもなく恋しくなったあたしは、ギュッと美々に抱きついた。


美々の腕はなんだか温かくて、安心できる。



『あたし、どうすればいいんだろ…』

「美緒…。」



もう、何がなんだかわからなくなっていた。



『…あたし的には、先生と付き合いたいの。』



でも、先生があたしを想って考えてくれたのなら。


先生の思いも尊重したい。


先生の考えを無駄にしたくない。