「金本、話をちゃんと聞いてたかぁ!?」 『いや…、一応…』 とりあえずそう言っとく。 まるっきり嘘だけど。 本当はワンフレーズも聞いてなかったけどね! 「そうか…。 だったらいいんだけどな。 じゃあ、とりあえずこの問題を解いてみてくれ。」 そう言われながら、あたしは教科書に書いてある問題を見せられる。 それと同時にあたしは顔をひきつらせた。 本当は話なんて聞いてなかったんだから…。 こんなのできるわけないじゃん!!