『ばか…。』 思わず声に出していた。 本当に馬鹿だよ。 子供ぽくて、 でも大人で、 変なとこに自信を持ってる、 馬鹿な人。 でも、そんな馬鹿にドキドキしている自分がいる。 『そういえばあたし、告白はじめてされたかも。』 …なんてつぶやいてみる。 そして、なんとなく空を見上げた。 空は いろんな感情が入り混じったあたしの心とは違って、 澄み切った青色をしていた。