もう、離したくない。 そんな思いでより一層、美緒を強く抱きしめる。 そしたら、美緒も俺を抱きしめ返してくれた。 …やべぇ、俺今、幸せの絶頂かも。 っていうか、両思いになるのも遠くないんじゃね?? …まあ、それは調子乗りすぎか。 ――手に入れたい。 本気でそう思った女は美緒が初めてだった。 ぶっちゃけ、女子生徒ってのが苦手だった俺。 別に生徒しては皆可愛いだけど… どうも無理。