「大丈夫だから。」 『へっ??』 「男嫌いなんて俺が直してやるよ。」 そう言って、すれ違い様にあたしの頭をポンと軽く叩く。 そして、ガタンと屋上の扉が閉まる音がした。 『……。』 何が起こったか理解できてないあたしは、口をひし形にしてパクパクさせてる。 何、今の状況。 何、さっきのポンって!! その時の映像が頭にスローモーションされて、あたしは頬を赤く染める。