私の家系… 神部家の先祖は、神様に仕え、いつもお側に控えていたらしい。 それから、私の家系の女子は先祖様に習い、神に仕える存在である巫女となる。 故に、巫女は、民からは神様的存在として支持されるため。 この18年間、一度も学校という所に行ったこともない。 小さい頃から、ずっと一人前の巫女になるよう厳しく訓練された。 「心雪、少し待って」 「何?母様」