まあ、それも学生時代のいい思い出だけど、自分が教師の側に立つと…可愛そうな気がするけどダメなものはダメ 「如月先生」 「は、はい」 「消灯時間までに廊下に出て下さいね」 「はい、わかりました」 俺の受け持ってるクラスの担任、菅原先生が肩を回しながら自分の部屋に入っていった 「売店でも行ってみるか…」 財布を袖に忍ばせて一人で売店に足を向けた もちろんそこには生徒たちがたくさんいて、きゃいきゃい言いながら買い物をしていた そこに 「お菓子も買おう?」 「うん」