「っ!」 和奏はビクッと身体を震わせたけど、嫌がってはいない 「ねね、寝てたんじゃ…」 「和奏が『うふっ』って言った時から」 本当は寝たふりだけど 「なっなっ!じゃじゃぁ、起きれば」 良かったのに、と最後まで言い切れない和奏 もちろんそれは俺のせい 俺の指が和奏の唇をなぞるように這った 「ぁ…」 「昨日のキス、思い出しちゃった?」 『キス』と言うワードに和奏の瞳が潤んだ その表情に朝からヤバい 「っ…って顔すんだよ」