君のそばに

どのくらい時が過ぎたのだろう…
私はいつの間にか眠っていて、気がついた時には雨も止んでいた。



「…ん…?ここは…?」



うっすらと目を開け、ボーッとする頭を必死に回転させ状況を理解しようとした。



何で、ここ(昇降口)で寝てんの…?


私は大きく欠伸をした。すると上から嘉賀くんの声が降ってくる。



「…気がついたか。」



声のする方を見ると、すぐ目の前に嘉賀くんの顔があった。



「!!?」



私はすぐさま跳び起きた。





なんと



嘉賀くんの肩に



寄り掛かって寝ていたのである!!



「ご、ごめん!!
私、いつの間にか寝てて…!」



私は状況の整理がつかないでいた。

何で嘉賀くんがいるのか。



そして私はある事に気付いた。





寝顔、見られた…!?