「土方さん。わかりました。」

いきなり天井から忍者服を纏った人が降りてきた。


「山崎か。山崎は恋花と面と向かって会うのは初めてだな。」

土方さんがそう言うと山崎さんは、忍者服から顔を出した。


「山崎です。宜しく。」


そう言って笑った山崎さんの顔は優しげで心を落ち着かせた。

「俺達は、話があるから行く。お前らも自分の仕事きちんとやれよ。」


土方さんはそう言うと山崎さんと一緒に部屋を出て行った。


その後、私はいつもと変わらず小姓の仕事をした。