幕末〓冷血の鬼

それから日が暮れる頃、土方さん達の故郷南多摩に着いた。


「ここが土方さん達の故郷……。」


南多摩は、畑が沢山あり空気の綺麗なのどかな場所だった。


「久しぶりだな、歳。」


「ああ、久しぶりだ。」


近藤さんと土方さんが懐かしげに辺りを見回していると、前の家から女の人が出てきて走って来た。


「勇さ~ん。お帰りなさい!」


「おお、つねか。ただいま…。」


「あいたかっ………きゃっ!!」


「危ない!」


小石に躓いた、つねさんを間一髪で受け止めた近藤さんは、つねさんに微笑みかけた。