「お前のせいじゃねえよ。俺のせいだ。」


俺がそう言うと恋花は驚いた顔をして顔を上げた。


「どうして土方さんが悪いのですか?看病をして助けられなかったのは私ですよ?」


「戦で指示をしたのは俺だ。俺の指示が違かったら山崎は撃たれていなかったかもしれねえ。俺の指示のせいだ。だからそんな自分を責めるな。」


俺はそう言って恋花の頭を優しく撫でた。


「歳、山崎君の事なんだが………」


近藤さんは思い足取りで部屋に入り山崎の事を悲しげに見つめた。


「山崎君、新選組や俺らの為によく動いてくれて感謝している。」


山崎にポツリと言うと近藤さんは俺達の方を向いた。