次の日、出陣をしようとしたがする事が出来なかった。


隊士達が、約六十人までに減ってしまったのである。


「土方さん、隊士達は屯所を出てから帰って来ませんし、大砲は一門しかありません。」


「チッ肝心な時に逃げやがって。」


斎藤と話をしていると近藤さんが俺達に近づいて来た。


「歳、俺が会津藩とかけあって来る。」


「ああ、近藤さん頼む。」


その後近藤さんのおかげで兵は約百五十人になったが早朝に幕府の大目付永井玄蕃頭尚志からまだ出陣するなとの知らせが届いた。。


長州の奴らはぞくぞくと西宮浜に上陸し、京に入り始めた。


そして長州の奴らは最近移動したばかりの俺達の屯所、伏見奉公所の前を堂々と歩いているのを近藤さんは悔しそうに見ていた。