「それはひでえだろ。」


「お願いします。約束して下さい。」


恋花はそう言って俺の裾を掴んだ。


「ハァ……わかったよ。死なずに帰って来る。」


俺がそう言うと恋花はニコッと笑った。


「土方さん達が無事に帰って来るのを待っています。」


「ああ。俺は明日の出陣の用意をしなきゃなんねえ。総司の事任せたぞ。」


「はい。」


俺は恋花の頭を撫でると部屋から出た。