「歳は、自分では気づいていないようだが精神的に自分を追いつめすぎているんだ。だから、悪い夢を見てうなされる。歳がガキの頃からそうだったんだ。まあ歳がガキの頃は気が弱い奴だったからな。」


「土方さんが気が弱いですか?」


今の土方さんからは想像できなくて私は首を傾げた。


「まあいろいろあったし、俺がこんな性格だから歳を鬼にしてしまったが恋花君、歳を支えてやってくれ。」


近藤さんの言葉に頷くと近藤さんは二カッと笑った。


「頼りにしてる。仕事中邪魔して悪かったね。」


近藤さんはそう言うと近藤さんは調理場から出て行った。