「ここはどこだ?」


辺りを見渡すが暗く闇しか見えねえ。


「土方さん、土方さん。」


その声に振りかえると死んだはずの山南さんがいた。


「山南さん、あんた死んだはずじゃ…」


「ええ、私は死んでいますよ。」


山南さんはそう言うと俺の肩を握った。


握られたところは赤く染められ山南さんをジッと見ると山南さんは体中から血を流していた。


「土方、お前よくも俺を………」


山南さんと逆の方向から声がして見ると血を流しこっちに近づいてくる芹沢がいた。