幕末〓冷血の鬼

「すまないが1人にしてくれないか?」


「わかった。」


土方さんの言葉に近藤さんは頷き、部屋から出て行った。


「ほら、俺達も行くぞ。」


「嫌です。」


山崎さんに腕を掴まれたが私はそこから動こうとしなかった。


「恋花、頼む。1人にしてくれ。」


そう言って私を見てきた土方さんの目が悲しみの色に染まっていて、私は頷く事しか出来なかった。