「すいません…。もう大丈夫です。」
咳きが止まりホッとして沖田さんの背中から手を離し、沖田さんの手を見ると沖田さんの手は真っ赤に染まっていた。
「沖田さん………もしかして…。」
沖田さんはそのまま俯いてしまった。
「労咳…ですか?」
私がそう言うと沖田さんは体をビクッと揺らした。
前に医学の本で読んだ事がある。
有名な死病で最初は咳き込むだけだが次第に血を吐くようになり最後には身動きすらとれなくなってしまう恐ろしい病だ。
「労咳を知っているのですか?」
「前に本を読んで…」
「そう…ですか。」
咳きが止まりホッとして沖田さんの背中から手を離し、沖田さんの手を見ると沖田さんの手は真っ赤に染まっていた。
「沖田さん………もしかして…。」
沖田さんはそのまま俯いてしまった。
「労咳…ですか?」
私がそう言うと沖田さんは体をビクッと揺らした。
前に医学の本で読んだ事がある。
有名な死病で最初は咳き込むだけだが次第に血を吐くようになり最後には身動きすらとれなくなってしまう恐ろしい病だ。
「労咳を知っているのですか?」
「前に本を読んで…」
「そう…ですか。」


