「沖田さん、体調お大事にね。」


「………っ!!!」


伊東さんの言葉に沖田さんは顔を強ばらせた。


その後、伊東さんはその場から立ち去り、沖田さんと2人っきりになった。


「何であの人が知ってるんだ?………っ!!ゴホッゴホッ!」


沖田さんはポツリと言うといきなり咳き込み、その場にしゃがみ込んだ。


「沖田さん!!」


「大丈………夫ですから。」


どう見ても大丈夫じゃない沖田さんの背中を私は優しくさすった。