幕末〓冷血の鬼

池田屋の近くになるたびに血の匂いは濃くなり、騒ぎも大きくなっていった。


池田屋の近くに着くと、新選組ではない男の人が池田屋を悲しそうに見つめていた。

「誰だ!」


私の気配に気づき男の人は私を睨んできた。


「女…か。ここにいない方がいい。」


「あなたは?」


「僕はここで仲間達の最後を見届けるよ。」


「仲間を見殺しにするのですか!?」


私がそう言うと男の人は私に近づいてきて私の肩を掴んだ。


「ああそうだ!けどしょうがないんだ!今ここで戦ったら大きな戦になる。沢山の犠牲がでる!ここは絶えるしか無いんだ…」

男の人は目に涙を浮かべて俯いてしまった。