「ああ、これか?これはブーツというやつじゃ。」


「ブーツ?」


「メリケンの物じゃ。格好いいじゃろ?」


男の人はそう言うとわざとらしくそこで足踏みをした。


「おじちゃん誰?」


幸子ちゃんは、男の人を見て首を傾げた。


「わしか?わしは坂本龍馬じゃき。」

「龍馬おじちゃん助けてくれてありがとう!私もう帰るね!」

幸子ちゃんはそう言うと手を振って行ってしまった。